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紀元前9世紀頃、ギリシア最古の叙事詩人のホメロスとその少し後に活躍した叙事詩人ヘシオドスが、
ギリシア神話の基礎をつくったといわれている。
その後も、神話作家によって数々の物語が追加され、やがてはローマ神話と融合する。
ギリシア神話の特徴は、人間的で劇的なストーリーで、
神々と人間が、感性のみに頼って行動した結果引き起こす悲劇は、どことなく現代生活を反映するかのようである。
登場人物は限りなく、追い討ちをかけるかのように、本によっては名前が
英語、ギリシア語、ラテン語で説明されていてばらばらであるので、
この本ではゼウス、あの本ではユピテル、さもなくばジュピター、ということになるので気をつけなければ
ならない。
大まかな内容は、全知全能といわれているゼウスを中心に、神々は同性愛と少年愛含む恋愛を巻き起こし、
さらに勝手気ままに自由に素直に行動する。
そのため、たびたび悲劇や喜劇は繰り返され、過激な話は多い。
そんな中にもヒヤシンス、ナルシスト、エディプスコンプレックスなどなど、数多くの語源の話が出てきたり、
オリンピックが始まったとか、四季が始まったとか、興味深い話は多い。
また、ゼウスが同情した人々はみんな天に昇り、星座の話とも絡んでくる。
英雄たちの冒険、ヘラクレス、アルゴー号の遠征、トロイア戦争などの話は人気で、
中でも19世紀、トロイアの話を史実であると信じ続けたシュリーマンという人物は、
40代で事業をたたみ、私財を売りながら自腹で発掘作業を開始した。その結果、見事トロイア遺跡を発見した。
また、考古学者のエヴァンズは、クレタ島でクノックス宮殿の発掘を行い、迷宮ラビュリントスを
彷彿させる複雑な遺跡を発見している。
ちなみに、ギリシア神話がアートの主題に定着したのはイタリア・ルネサンスで、
有名なボッティチェルリの「ヴィーナスの誕生」に始まった。
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